『抱きしめた』

ART DIRECTION & DESIGN Koji Takeda
2007.11.6
1,000yen

 詩集『抱きしめた』です。この詩集は『GOOD DIARY BAD DAIRY 10YEARS POEMS』の翌年に書いた作品です。

 この時は「詩とはなにか」「詩を書くとはどういうことなのか」をずっと考えていました。また、それは「自分にとっての」詩とはなにか、を考えることでもありました。というのも、詩を書いていながら、現代詩がどうしても自分にはしっくりこない。だけど、詩はいつも、自分の近くにある、とも思っている。それはどういうことなのだろう、と。

 結局「その答えはないなぁ」と思ったのでした。だとしたら、自分でつくるしかない。自分が読みたい詩を、自分で書くしかない。

 そこで、ぼくは詩を、一行一行ポツンと置いていくような、フレーズとしてつくっていき、それを重ねていく中で、どんなことでもいいから、映像が浮かぶものにしたいと思いました。

 フレーズの積み重ねとしての詩は、きっと、ぼくだけが好きな詩の形なのでしょう。それでもいい。何年経っても、声にした時に、ぼくの中でなにかが浮かべばいい。そんなことを考えて、書きました。もちろん、フレーズとして鳴らす一行というのは難しく、この時初めて、自分の詩を英語に訳してみて、一行ごとの「間」を確認していきました。

 初めてといえば、この詩集は初めて手書きでつくりました。どうしても、その「間」が自分の字でしか、表現できないと思ったのです。

手書きで書いて、コピーしただけの本ですが、この本はぼくにとって、初めての「自分の」詩集だと思えたものでした。

コピーしてしまえば、何冊も作れてしまうのですが、当時コピーしたものが5部出てきたので、あえて、それをそのまま販売させてください。

活動20周年記念ライブの時、自分が好きな、大切な詩を、ランキング形式でリーディングしましたが、その時の1位だった「虹に、しまう。」はこの『抱きしめた』の最初の詩です。まぁ、いろいろ間違っているのでしょう。だけど、ぼくの好きな詩。大切な詩集です。

『抱きしめた』1,000円 → 800円 5冊だけの販売になります。

ご希望の方は kojiwords@yahoo.co.jp まで連絡をお願いします。

(英訳詩も収録)

Back to Top